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中学受験5年2学期開始組5 冬休みに5年前期の内容を追いつく [5年2学期開始組]

5年の2学期から受験勉強をはじめた方で、一番気になるのは「5年の前期にみんなが習っていることをどこで追いつけばいいか」ではないでしょうか。

どこかのWebサイトに「入試問題は5年生で習った内容が70%をしめる」とありました。単純計算すると、5年前期に習った内容が入試の範囲の35%をしめることになります。

また、毎週の確認テストなどではそこそこの偏差値でも、模試や総合テストなどを受けると5年前期の内容も試験範囲に含まれていて、そこの得点がまったくとれず、驚くような偏差値を見ることもあるかと思います。

5年の2学期から受験勉強をはじめたのですから、その部分ができないことは十分承知していても、いざ成績表を見ると、「これではいつまで経っても偏差値がよくない。5年の前半もやらなくては」と焦りにつながります。

そこで、5年の前半をどこで追いつくかというと、この冬休みと6年になる前の春休みでこなすのがベストかと思います。最低でも夏休みまでにはこなしておくべきでしょう。

算数はどの塾もスパイラル方式などの名称で、同じ単元を基礎から徐々に難易度を上げて何度も学習しているので、いま学習していることをしっかりやり続けます。

国語も苦手な場合は「6年の総仕上げ5年の基礎固めに『出口の小学国語レベル別問題集』」「伸びない国語の偏差値を上げる土台作り『出口汪の新日本語トレーニング』」で書きましたように、これらの問題集でフォローすれば、あえて5年前期のテキストを用意することはないでしょう。

問題は、社会と理科です。社会は5年前半で地理分野、後半で歴史分野、6年前半で公民分野とはっきり分かれています。5年の2学期からはじめた場合、地理分野がすっかり欠落している状態です。

理科も同様に月や星座などの入試にもよく出る天文分野が5年前半に含まれています。しかも4年から通塾されているお子さんは、地理分野や天文分野の基礎を4年生のときにも学んでいるので、なおさら差がついていることになります。

「中学受験5年2学期開始組2『受験勉強のある生活』に慣れるのが先決」では、あえて5年前半の扱い方には触れず、塾での学習に慣れることを書きましたが、ひとつ目のターニングポイントは、この冬休みに5年前半をこなすことです。

すでに冬期講習を申し込んでいても、なんとか時間をやりくりして5年前半の内容を学習する計画を立ててください。お子さんにとっては大きな負担や試練になりますが、ここを第一関門と捉え、合格への大きな足がかりとするために、ぜひ乗り越えてください。

明日は、実際に学習する内容について書きます。

◆関連記事 中学受験5年2学期開始組1 中学受験を5年2学期からはじめる方へ 焦る必要なし!
中学受験5年2学期開始組2「受験勉強のある生活」に慣れるのが先決
中学受験5年2学期開始組3 不安でも今与えられた教材だけをこなす
中学受験5年2学期開始組4 習い事との決別




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なにをしていいかわからなくなったら「まとめ」タイプの参考書&問題集 [全般]

6年のこの時期に焦りが生じて、どれをやろうかとあれこれ悩んだり、なにから手を付けていいかわからなくなったりした場合は、まとめタイプの参考書&問題集にあたるのがお薦めです。

あくまでも「なにをしていいかわからなくなった」方限定なのですが、この時期、みなさん焦りが出てくると思います。不安で落ち着かない、夜もぐっすり眠れない場合もあるかもしれません。それらの不安や焦りを打ち消そうと、入試までにあれもしとかなくちゃ、これもしなくちゃと次々にいろいろなものに手を出そうとするけれど、どれも身が入らずにさらに焦りが生じて……と、負の連鎖に陥っていないでしょうか。

過去問を解いたりしながら、この時期に「これをやれば絶対合格」と言い切れるものは、ないでしょう。そこで、少しでも安心を手に入れたい場合は、「まとめ」タイプの参考書&問題集をやっつけてみてください。四谷大塚の「四科のまとめ」や日能研の「メモリーチェック」などです。

自分の場合は、もうアップアップだったので、過去問と志望校対策コースの授業を通常の塾にプラスしました。そこでは志望校の予想問題やそっくり模試などを解いて、少しでも安心しよう、落ち着こうと考えたからです。長男は「第1志望校しか眼中になし」状態でしたので、本人はその中学に受かるための勉強と割り切って、学習時間が増えてもがんばっていたように思われます。

しかし、それでもなお不安は積もるものです。まだ、80%合格点まで3ポイントも足りないのに大丈夫なのだろうか、過去問を解いても合格点に届いていないのに……。

そこで、過去問や予想問題を解く学習とはまったく反対の「まとめ」タイプの参考書&問題集をやりました。「基礎をしっかり押さえておこう」というのが、自分自身を納得させるためにも、子どもにもなぜそれをやるのかを説明して理解してもらえそうだったからです。

「まとめ」タイプの参考書&問題集は、一度、ひと通りはすませたのですが、まだまだ取りこぼしがありました。なので、国語をのぞく3教科の最後の基礎がためを行ないました。過去問などを解いていても「この問題が解けていないということは、そのジャンルがきちんと理解していなかったのでは」と不安になるので、はじめから基礎に立ち戻れば「ここまでは、わかっている、ここまでは大丈夫」とひとつずつ安心材料にできたように思います。

あえてまた基礎からですが、今年中に終えることができれば、基礎はOKと自信につながります。志望校対策コースの授業や宿題、練習問題では思いっきり出題されそうなジャンルに偏って解き続け、「まとめ」タイプの参考書&問題集でまんべんなくすべてのジャンルにあたって、やるだけやったという達成感が得られました。

ただし、「これからすべてに当たるには時間がない」と思われた場合は、余計に不安になるかと思います。その場合は、一度解いていたのあれば、間違ったところだけ解き直すとか、弱点のジャンルだけとかにしぼってもいいかと思います。

また、このブログを読み進めていくうちに、「いや、まとめをやるんだったら他のものをこなしたい」、「それだったらこれを」とか、いろいろな考えや作戦も出てくるかもしれません。そうなればしめたもので、「焦ってなにをしていいかわからない状況」からは抜け出せていますので、そこからじっくりと戦略を練っていただければと思います。

「この時期に基礎固め?」と思われるかもしれませんし、「まとめ」タイプの参考書&問題集をやれば必ず合格できるというわけでもありません。ただ、基礎をしっかり押さえることは無駄にはなりませんし、焦ったり不安なままで無駄に日々を費やしていると感じているのであれば、「まとめ」タイプの参考書&問題集を使ってみてください。基礎学力+心の落ち着きを手に入れられます。




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中学受験 5年生の過去問活用術 [全般]

過去問は5年生のうちから見せておくのがいいようです。先日、息子に、志望していいる中学の過去問を見せました。学校別過去問集を買ってきて見せるほど本格的ではなく、Webに掲載されている過去問ですませました。

算数の問題を見た第一声が、「計算問題もでるの?」。入試問題は難しい問題ばかりが出ると思っていたようで、ずいぶん驚いていました。日々の計算練習が、入試に直結していることを悟ったようです。これで、あまりにも日常化、慢性化していた朝の一行問題集を解くに当たってのモチベーションが上がるのではと密かに期待しています。

大問2、3を見ると「これならいまでも解けそう」と頼もしい発言。自信をみせました。「5年生で習う範囲で入試問題の70%が解ける」とどこかに掲載されていましたが、まさにこのことを実感したようです。

しかし、そのあとの問題を見て「図形の回転がでるのか……」とあきらかに少し滅入っている様子も。図形の回転は最近塾で習い、こてんぱんにやられた苦い経験を思い出したのでしょう。いまは解けそうになくても、入試問題は一筋縄ではいかない、苦手な分野も克服しようと前向きに考えてくれたら御の字です。

また、解答用紙を見て「式も書くんだ」と計算式を書くスペースが用意されていることを発見しました。この中学の入試問題がラッキーなことに、ちょうど式も書く解答用紙だったのです。これで「算数の式は他の人が見ても、どうやって解いたかがひと目でわかるように省かずにきちんと書く」といっていたアドバイスが実証されたわけです。

他の教科の問題も見てみました。国語では「漢字はやっぱりでるんだ」「これくらいの文字数の記述なら、なんとか書けそう」とか、社会では「歴史の問題が少ないね」とか、自分なりに傾向をつかんだようです。

まだ志望校が決まってない方も多いかもしれませんが、気になる中学の過去問集を買うまでではないにしても、Webに掲載されている過去問を見せるだけで効果はありそうです。

なによりもいま勉強しているのは、この入試問題を解くためというはっきりとした目標ができたように思われます。とくにだれぎみのモチベーションの下がっているお子さんにお薦めです。




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