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中学受験 苦手な地理はNHKのWebサイトで親しむ [社会]

 理科や歴史が苦手な場合はNHKの学校放送番組+Webサイトをお薦めしたのですが、地理もまたしかりです。しかも、最近Webサイトがリニューアルされたそうです。これは使わない手はないですね。

 NHKの学校放送で、地理の番組は「見えるぞ!ニッポン」です。NHK教育で毎週火・木曜日の9時30分~9時45分に放送されています。最大のメリットは地理をわかりやすく説明してくれることと、映像で目に焼き付けられることです。東北三大祭りも実際に見物に行ったり参加すれば間違いなく「いい思い出」として残るでしょうが、なかなかそうもいきません。かといってテキストの小さな写真だけでは、ただの丸暗記になって、祭りの違いもわからず、なかなか覚えられないものです。

 番組では毎回各都道府県をひとつ取り上げ、その県の大きな特徴を3つばかし紹介します。これを覚えるだけで地理の基本の基本は押さえられます。先ほど書きました東北三大祭りも、実際の映像で楽しめるので、それぞれの祭りもイメージしやすくなります。農業・林業・水産業などの第一次産業は、なかなか身近に見ることができなくなっているので、貴重な映像ともいえます。

 そして、理科や歴史のところでも書きましたが、番組のWebサイトが「使える」のです。Webサイトも受信料を使って作成しているのでしょうが、番組の補助サイトという位置づけではなく、本格的なWebサイトとして独立しています(現在進行形で、さらに作り込むようです)。今回リニューアルされて、さらにパワーアップしています。
NHK地理01.jpg

 「見えるぞ!ニッポン」のWebサイトを表示して、まずは、見たい都道府県をクリック。するとその県がクローズアップされ、大きな特徴がイラスト表示されます。「ここをクリック」をクリックすると、番組で紹介した3つのキーワードを始め、その県の特徴が掲載されたページが表示されます。
NHK地理02.jpg


NHK地理03.jpg

NHK地理04.png 細かいことですが、「印刷用ページを開く」をクリックすると、PDF版が表示されます。Webページを印刷すると、用紙の中にきれいに収まらなかったり、ページの途中で切れて詠みにくかったりした経験はないでしょうか。きっとそこら辺を考慮してPDF版を用意しているのでしょう。しかも、家庭で印刷することを前提に考えてA4サイズにしているのが、心憎い配慮です。








 もちろん放送番組もWebで見られます。「ばんぐみ」タブをクリックして「放送年度」を選び、「放送回」を選びます。昨年度の番組だと、すべての都道府県の放送が見られます。また、右側の項目を選ぶと見たいシーンにジャンプするので、必要な映像だけをピックアップして見ることもできて便利です。
NHK地理05.jpg

 リニューアルされたのは「きょうざい」でしょうか、あたらしく「勉強どうぐばこ」というコーナーがあます。ここには日本の白地図、県名&県庁所在地、おもな河川、山脈、平野、湖を書き込める地図が用意されています。さらに各地方別の白地図も用意されていて、至れり尽くせりです。これらを使えば白地図問題集いらずで、何度もプリントアウトして使えます。もちろん、A4サイズで作成されています。
NHK地理08.jpgNHK地理07.jpg

 「せんせい」のタブでは保護者の方のカンペがありますし、お子さんと一緒に見るときの手助けをしてくれます。また、各都道府県のキッズサイトのリンクが掲載されているので、より詳しく調べるときに役立ちます。

 Webサイトはセンスよくつくってあり、カラフルなのだけれど目に優しい配色で、ユーザビリティもしっかりしています。
 
 地理が苦手な場合は、まず興味を持ってもらう一手段として、また地理を学習するうえでの補助教材として利用されてはいかがでしょうか。


「見えるぞ! ニッポン」



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『龍馬伝』が中学受験の歴史と絡む回「薩長同盟ぜよ」 [社会]

 NHKの大河ドラマ『龍馬伝』は大人気のようで、銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」も大盛況とか。うちの息子は番組開始から3回目でリタイアしてしまいましたが、ますますおもしろくなってきました。

 その『龍馬伝』ですが、中学受験の歴史と絡むのは、「薩長同盟の成立」です。テキストには「坂本竜馬が薩摩藩の西郷隆盛と長州藩の木戸孝允(桂小五郎)らに、倒幕のために薩長同盟を結ばせた(抜粋)」とあります。

 まさにそのシーンが、第35回「薩長同盟ぜよ」でした。薩長同盟が一筋縄ではまとまらなかったことを、西郷役の高橋克実さんと桂役の谷原章介さんの静の演技、坂本役の福山雅治さんの動の演技により、わかりやすく表現されていました。

 再放送が9月4日(土)13時(NHK総合)にありますので、見逃した方はぜひ見てください。また、歴史の学習がはじまったばかりの5年生の場合は、録画しておいて、江戸時代末期の学習に入ったころに見ると効果的です。


※追記 『龍馬伝』の総集編が、12月29日(水)と30日(木)のそれぞれ9時~11時にNHK総合で放映されますので、見逃した方はこちらをご覧ください。


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中学受験「歴史」苦手な歴史はガチャポンで楽しむ [社会]

 歴史の学習は、なかなか馴染めないかもしれません。いままでせいぜい10年前くらいの過去しか持たない子どもに、1万3000年分の「過去」がいきなり襲ってくるわけですか、簡単には受け止められそうにもありません。

 まして、過去のものを気軽に触ることも、ままなりません。博物館などに行けば、ガラス越しに見ることはできますが、なかなか触る機会がないかと思います。また、歴史に興味がなければ、ただの古くて色あせた品々。見せても「別に……」って返事が待っているだけです。

 たとえば、2010年の2月まで国立博物館で「国宝 土偶展」が催されていました。いずれ歴史の学習がはじまるので、その前に歴史に触れさせようと息子を誘ったのですが、興味なし。無理強いはよくないとひとりで出かけました。

土器02.gif そこで、ガチャポン(ガチャガチャ)を歴史の教材として取り入れてみました。まずは、縄文土器や埴輪シリーズ。「国宝 土偶展」の会場にガチャポンが設置されていたのですが、そこで全種類出すのは至難の業かと、ためらって購入しませんでした。家に帰ってからWebで検索。インターネットはなんでも揃ってますね。ありました、「歴史ミュージアム 埴輪と土偶+土器 全9種+1」。

 セットで買えば、同じものがダブる心配もなし。このシリーズは、縄文時代と弥生時代の土偶や土器、埴輪で構成されています。サイズはミニですが、とても精密につくられています。また、テキストに掲載されているものと同じなので、掲載写真を立体的に確認できるメリットもあります。

 ガチャポンは息子にとっても身近なおもちゃだったので、2人で組み立て。土偶を見せて「この土人形の足を折ったりして、健康を祈ったりしてたらしいぞ」とか、「なんで、煮炊きする鍋の役割の道具が、縄文時代だとこんなかっこいい縄目の模様がついているんだろう」、「ゴーグルかけてるみたいでしょ」など、テキストに登場したところでガチャポンを使いながら説明しました。土偶.gif縄文土器.gif

 子どもが興味を示したのは「踊る埴輪」。「へんなの~」程度の感想ですが、目には焼き付いたと思います。テキストでは縄文・弥生時代は1回で学習しますが、縄文は1万年も続き、そのあとに弥生時代と、縄文と弥生時代がまったく別物であることをガチャポンで学べたようです。
埴輪.gif


 また、歴史のテキストに登場する「富本銭」「和同開珎」「明銭(永楽通宝)」の3つが含まれた「古銭コレクション第9弾 日本の金・銀・銅貨」を用意しました。これらの貨幣は原寸大なので、現在のお金と大きさ比較ができたり、テキストの掲載写真からはわからない「貨幣の裏側」が確認できました。きっと経済史で役立つはずです。
和同開珎01.gif


 さらに、国立科学博物館のミュージアムショップでは、海洋堂が制作した博物館オリジナルのガチャポンがあります。そのなかに「縄文人」のガチャポンが入っているのです。「縄文人は、魚では鮭やますを捕り、犬も飼っていた」というテキストの解説にぴったりのできです。
縄文人.gif


 息子の様子は、お父さんの趣味に付き合っている感が否めませんが、歴史を身近に感じるアイテムとして、また、歴史嫌いの突破口として「ガチャガチャ」と回すのも悪くないと思います。ただし、大人が「全種類出るまで続けるぞ!」と熱くなりませんように。

※「歴史ミュージアム 埴輪と土偶+土器 全9種+1」は、どこも売り切れのようです。




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