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子どもに教えるときはコスプレしてでも先生役になりきる [全般]

 中学受験において、家庭学習の方はもちろんですが、塾通いの方でも、お子さんの宿題を見る、塾でわからないところを教える、塾の予習復習を一緒にするなど、お子さんに勉強を教えている方は多いのではないでしょうか。

 「教える」ことは、本当に難しいですね。自分の知っていることや解っていることを「伝える」のではなく、子どもに理解してもらうにはどうすればいいか、説明する言葉を選んだり、解説する手順を探ったりで、テキストとにらめっこするときもあります。

 指導面も難しいのですが、教えるときの子どもとの接し方も難しいですね。これはアドバイスではなく、反面教師としてとらえていただければと思うのですが、教えるとき、いつもと同じ親の顔になっていませんでしょうか。

 日頃、親として「宿題やったの?」「早く起きて!」「まだ起きてるの?」なんて小言をいってませんでしょうか。その延長線上で、勉強を教えているときも「なんで、解けないかな」「どうして同じ間違いを何回もするかな」「えーまた忘れたの」なんて言ってませんでしょうか。

 ついつい成績がよくなってほしいと思う親心から出てしまう台詞だと思いますが、これが子どもの学習意欲を削いでいるようです。

 長男のときの反省を踏まえて次男の学習に当たっているつもりなのですが、それでもついつい言ってしまって、あとから「しまった」と思うことも多々あります。

 また、「そこ漢字、間違ってる」とか「嘘字だぜ」と言ったことも、息子には「怒られている」と思っていたようです。そんなに強い口調でもなかったように思われるのですが、受け止め方は違うようです。

 これらは親子間だから発せられる台詞であって、塾の講師や学校の先生はこんなこと言わないですものね。自分が他人のお子さんを教えると仮定しても、さすがに言わないでしょう。

 そこを反省して、家庭学習のときは、親ではなく、先生になりきろうとしています。「親しき仲にも礼儀あり」です。「さあ、今日もやっつけよう!」と切り出し、他の子に教えているんだと思い込むようにして、進めています。

 それでも親の顔が出ているようなら、徹底して先生になりきってやろうじゃないですか。お母さんもおとうさんもスーツを着こんで、「今日からは先生とおよび」じゃないですが、親としてではなく一番親身な指導者になりきろうと思います。

 そして、教える時間が終われば、「今日はここまで!」と宣言して、またいつもの親子の関係に戻るのが、メリハリがついていいかもしれません。こうすれば、算数の問題がなかなか解けずに重い空気で終わったときも、そのあとのいつもの日常に持ち込まなくてすみそうです。



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