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『龍馬伝』の「大政奉還」は中学受験の歴史に「効果あり」です [歴史]

先日紹介しました大河ドラマ『龍馬伝』の第47回「大政奉還」を見たのですが、中学受験の歴史に役立ちそうです。「見るべきぜよ」です。

もう初っぱなから大政奉還です。町では「ええじゃないか」と踊り狂う民衆。「そのころ徳川幕府も混乱に陥っていた」とナレーションが流れ、「二条城」の文字。後藤象二郎が「山内容堂公より徳川慶喜公への建白書を預かって参りました。大政奉還の建白書にございます」。

シーンが変わり、徳川慶喜が大政奉還の建白書を読む。「政権を帝にお返しせよだと」。立ち上がり思い詰める慶喜。ここだけで、なんだか大政奉還はたいへんなことらしいのが伝わるかと思います。

タイトルと主題歌のあと、慶喜と幕臣が大政奉還について話すシーンもありますが、ここは飛ばしてもOK。坂本龍馬と後藤象二郎の会話、岩崎弥太郎のお話もスルー可。

つぎに見るべきところは、永井玄蕃頭が徳川慶喜に「大政奉還をせねば戦になってしまうのです」と大政奉還を勧めるシーン(13:40)。慶喜は決意し、「京におるすべての藩を集めよ」と命令します。

そしていよいよ10月13日。二条城の大広間に在京40藩の重役が集められます。慶喜が「わしはみなの意見が聞きたいのじゃ」と。(18:10)このシーンは、「政権を朝廷に返すことを家来に告げる徳川慶喜」として塾のテキストに掲載されているイラストと同じ構図です。

息子に見せたところ、「ほんとだ」と、テキストと見比べていました。映像で見るとこのイラストがより鮮明に印象づけられると思います。ここが一番の見所になります。ぜひテキストを広げて見てください。

で、翌14日の大政奉還される朝廷とのシーンは描かれてなく、「慶喜公は大政奉還を決意された!」「ついに徳川幕府は終焉を迎えた」「大政奉還ぜよ!」などの台詞やナレーションで処理されてます。映像としては捉えられませんが、大政奉還が時代の大転換期の一大要素であることは十分に伝わると思います。

放送中、ありとあらゆる登場人物が台詞のなかで「大政奉還」としゃべります。数えてはないのですが、大政奉還のオンパレードで、全編を通して見ると、キーワードとして嫌でも耳に付きます。

はじめて龍馬伝を見る場合は、最終回のひとつ前の回なので、お話的には流れがつかめないかもしれません。そのときは下に書きましたように主要場面だけを見ても効果があると思います。

録画された方でダイジェスト的に見たい場合は、各シーンの時間(文中のかっこの時間。時:分)にジャンプしながら見てください。また、録画されていない方は、11月27日(土)にNHK総合で13時5分から再放送がありますのでお見逃しなく。


※追記 『龍馬伝』の総集編が、12月29日(水)と30日(木)のそれぞれ9時~11時にNHK総合で放映されますので、見逃した方はこちらをご覧ください。

◆NHK大河ドラマ『龍馬伝』
http://www.nhk.or.jp/ryomaden/



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